しかし、「かかと」など、仙骨部以外にも褥瘡ができやすい場所はあります。漫然と皮膚を観察するよりは、褥瘡ができやすい部位をきちんと認識して観察するほうが「この部分にできた発赤ってもしかして?」と、褥瘡の可能性を疑うことができます。 そうすることによって、端的に正しい情報が伝わるでしょう。, さらにもうひとつ、介護職員のみなさんに知っておいてほしいことがあります。 それは、強い睡眠薬によって、褥瘡を発生させるリスクがあるということ。 一般的には、下肢の部分のベッドを先に上げ、上肢の部分のベッドを上げるすることで、上肢のズレ落ちが防げます。さらに、ギャッジアップ後には、身体とベッドなどの接触部分を離す背抜き・足抜きを行うことで除圧できるため、試してみてください。, 福祉用具のなかには、褥瘡予防用のマットレスやベッド、クッションがあります。それらを活用することによって、体圧が分散され、褥瘡になりにくくなり、体位変換の頻度を減らすことができます。, たとえ予防していても、褥瘡ができてしまう場合もあります。下記では、褥瘡ができてしまった場合に必要なケアを紹介します。, まずは、医師や看護師、ケアマネジャーに褥瘡の症状を報告し、適切な治療が受けられるようにつなげることが介護職員の重要な役割です。 『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』 褥瘡の症状を理解するには、まず、褥瘡の症状に深く関わる皮膚の構造について知っておく必要があります。, 皮膚は、いくつかの層によってできており、大きく分けると3つの層でできています。 その症状によって褥瘡のステージは分かれており、大きくⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度、Ⅳ度の4つに分類されます。 「介護」は誇り高い仕事だと思います。不安にならずに、プロ意識を持って堂々と仕事をしてほしいと思います。, 褥瘡は、発生しないように予防することが一番大事です。 そんなときは、同じ施設の上司や先輩、同僚だけではなく、他の職場の介護職員と関わってみてはどうでしょうか。今はイベントや勉強会など、介護職員が集まれる場所はたくさんあります。 多くの人の役に立っていることを誇りに、学び続けて、人生を切り開いていってください。, 介護職やケアマネなどの介護業界専門の転職支援サービス「介護のお仕事」です。「介護のお仕事研究所」は、現場で働く介護職のためのメディアとして運営しています。お役立ち情報や最新の求人情報は各SNSでも最新情報を受け取れます! Copyright© 図13.11 褥瘡の好発部位 仙骨部,坐骨結節,足関節部など患者が臥床したと きに骨が突出し,下床と圧迫を受けやすい部位に褥 瘡が多発する. 医療関連機器圧迫創傷 (medical device-related pressure ulcers;MDRPU) ★応援ポチをお願いします 車椅子座位の褥瘡好発部位は? みなさん、こんばんは。崖っぷちの難聴otの林です。 仰臥位や側臥位、腹臥位においての褥瘡の好発部位は、どこなのかを大体分かると思います。腹臥位なんてあまり目にす … 公開日: 医師や看護師よりも、利用者さんのことを観察し、ケアしている介護職員だからこそ、伝えられることはたくさんあります。 さらに、抗がん剤やホルモンの一種であるステロイド剤などの免疫力を低下させる副作用のある薬は傷が治りにくくなり、褥瘡発生の要因となります。, 罹患している病気によっては、褥瘡発生のリスクを高めるものもあります。認知症の方の中には痛みに鈍感になる人も。本人からの痛みの訴えが出ないために、誰も気づかずに褥瘡へと進行しているケースもあります。麻痺や拘縮のある方は身体を動かすことが困難なため、同じ部位を圧迫しがちになり、褥瘡が発生しやすくなります。, 皮膚の原因で代表的なものは、「皮膚への摩擦、ズレ」です。 介護や医療で、褥瘡を管理していく上で、カルテや介護記録に記録するに内容や薬、介護職員は実施できない医療行為の範囲などもまとめました。, 褥瘡(じょくそう)とは、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすこと。 限局性の圧迫が褥瘡の原因となりますが、身体のなかでも骨突出部などによく発生します。圧迫力がじかに組織へ影響しやすく、とくに皮下組織が少ないからです。図1に そのことを認識しているかしていないかで大きな差が出てくると思うので、ぜひ知っておいてほしいと思います。, これらを認識したうえで、介護職員のみなさんにはぜひプライドを持って、情報を伝えていってほしいと思います。 低栄養は一朝一夕では改善できません。継続した栄養管理を行うためには、無理やり摂取させるのではなく、本人が「飲んでみようかな」と思えるような工夫も大切です。 老衰で死期が迫り、寝返りができなくなった患者に褥瘡ができたとしても、治癒を期待できないこともあります。 介護は、今後さらに社会から必要とされる仕事です。 褥瘡はどんなところにできやすいの??どうやって予防すればいいの?? <褥瘡好発部位>褥瘡ができやすい部位を「褥瘡好発部位」といい、褥瘡ができていないか、特に注意して観察するポイントになります。病院の看護師も、この部位を特に注意深く観察しています。 図13.11 褥瘡の好発部位 仙骨部,坐骨結節,足関節部など患者が臥床したと きに骨が突出し,下床と圧迫を受けやすい部位に褥 瘡が多発する. 医療関連機器圧迫創傷 (medical device-related pressure ulcers;MDRPU) 下記では、褥瘡のできやすい場所をイラストで紹介します。, 褥瘡が最もできやすい好発部位は「仙骨部」です。仙骨部の皮膚は褥瘡ができやすいため、注意深く観察している人も多いかと思います。 褥瘡予防のポイント. 難聴OTとして介護施設に勤務。 OTとして生き残るためにビジネス視点で7つのUSPを追求!転職や副業、趣味など話します。, 仰臥位や側臥位、腹臥位においての褥瘡の好発部位は、どこなのかを大体分かると思います。腹臥位なんてあまり目にする機会がないけど、念のため、確認するといいですね。, 車椅子に長時間乗車していると、褥瘡ができそうな部位はどこだと思いますか?それがどこなのかを知っておくと、褥瘡予防の観点から役立つはずです。, ちなみに仰臥位や側臥位、腹臥位、座位における褥瘡好発部位は次の画像をご覧ください↓ 皮膚の表面である表皮、その下の真皮、さらに下の皮下組織という3層の構造となっています。褥瘡が進行することによって、表皮から真皮、真皮から皮下組織へと深い層に損傷が生じます。 →標準型車椅子のココがアカン!スリングシートが招く座位姿勢とは? 褥瘡の好発部位は; 褥瘡の合併症は 褥瘡の好発部位は. 身体の骨突出部で皮膚や皮下の組織が自分の体の重さで圧迫され局所の血流が遮断され、その部位の組織が壊死に陥り、皮膚潰瘍を生じたものである。褥瘡は床ずれとも呼ばれ、長期臥床を強いられる脳血管系および脊髄系傷害による麻痺、あるいは老人性精神障害、老衰、悪性腫瘍の終末期など自分自身で体位の変換が不可能な患者に良く見られる合併症である。褥瘡は細心の注意を払い看護することで予防は可能であり、褥瘡発生を予防するケアは重要である, 患者の可動性の減少、活動性の低下、知覚認知の障害は同一体位を招き、圧迫を持続することにつながる, これは褥瘡の直接的な原因であり、これにあたるのは体の重さによる圧迫である。圧迫が長時間続くと圧迫を受けた部分の皮膚は壊死に陥る。特に骨の突出した部位は局所に体重の圧が集中しやすく、褥瘡が起こりやすい, 身体表面の摩擦力が大きく滑りが悪い状態では組織のずれを発生させ、血流障害を起こす。反対に摩擦力が小さく、滑りが良い状態ではほとんど組織のずれが起こらない。仰臥位から座位へと姿勢を変えると、骨格や筋肉は体重により下方に移動するが、皮膚、皮下組織は寝具との摩擦によって引っ張られ、血管が伸ばされて閉塞し、血流が遮断される, 皮膚が不潔になる原因には尿失禁、便失禁、発汗、創傷からの滲出液などがあり、皮膚表面がそれらによって湿潤していると皮膚はアルカリ性に傾き感染を起こしやすい, これらがあると組織の耐久性が低下し、褥瘡を起こしやすく、また回復も遅れやすくなるので循環や栄養状態の改善は重要である, ステージI 通常骨突出部位に限局する消退しない発赤を伴う、損傷のない皮膚。暗色部位の明白な消退は起こらず、その色は周囲の皮膚と異なることがある ステージII スラフを伴わない、赤色または薄赤色の創底をもつ、浅い開放潰瘍として現れる真皮の部分欠損。破れていないまたは開放した/破裂した血清で満たされた水疱として現れることがある ステージIII 全層組織欠損。皮下脂肪は確認できるが、骨、腱、筋肉は露出していないことがある。スラフが存在することがあるが、組織欠損の深度が分からなくなるほどではない。ポケットや瘻孔が存在することがある ステージIV 骨、腱、筋肉の露出を伴う全層組織欠損。黄色または黒色壊死が創底に存在することがある。ポケットや瘻孔を伴うことが多い, 長時間の組織の虚血状態を防ぐために体位変換が必要である。血行障害が2時間続くと酸素や栄養素が組織に届かず、乳酸などの代謝性老廃物が蓄積して、組織が壊死を起こす。仰臥位での臥床の場合、仙骨部に約200mgの力が加わり、この状態が2時間続くと壊死が生じる。したがって、少なくとも2時間ごとの体位変換が必要である。体位変換はスケジュール表を作成し、確実に実行する。車椅子では坐骨結節の部位に約500mgの圧がかかっているので、より頻回に減圧、除圧の援助が必要である, 完全な(90度)側臥位は大転子部に直接圧迫がかかるため、30度の側臥位が推奨されている。これは骨突出部ではなく、殿筋で支え、しかも支えられる圧力が分散されるためである。体位変換時はシーツや寝具の摩擦やずれを最小限にするために看護師は患者のからだを浮かすように移動したり、シーツなどを使用して移動する, 褥瘡予防具は体圧分散、通気性、耐久性など多方面から研究され、各種のものが市販されている。, バランスの取れた栄養素の補給は抵抗力の増進、褥瘡予防、治癒の上から非常に有効である, アプガースコアとは出生児の新生児の状態を10点満点で評価し、仮死の程度を判定する方法生後1分、5分に評価を行い1分後の合計点数が10~8点を正常、7~8を軽症仮死、3~0点を重症仮死とする。. 介護保険制度、介護保険サービスに関する記事のまとめページです。介護の仕事をしている方や、要介護者とその家族などに役立つ情報を掲載しています。, 介護健康福祉のお役立ち通信にある、介護技術、介護過程の展開、ケアマネジメントやケアプラン作成等に役立つ情報ページです。. サイオ出版. 臥床姿勢・寝る姿勢(体位)の医療看護介護の専門用語をイラスト付きで紹介します。仰向けは仰臥位、うつ伏せは腹臥位、横向きは側臥位、半側臥位、背臀位、半腹臥位、屈曲側臥位、トレンデレンブルグ姿勢について。... 座位姿勢・座り方の種類を専門的観点からイラスト付きで解説します。胡座・安座 、正座、長座位(ちょうざい)、端座位(たんざい)・仙骨座り、椅子座位、半座位・セミリクライニングなどの特徴がわかります。座位で行うおすすめの体操も。... 仙骨座りをイラスト付きで解説します。仙骨座りとは、椅子や車椅子に座るときに骨盤が大きく後傾して、仙骨が座面に接して支えている座位姿勢で介護施設などでよく問題になります。仙骨座りの原因を特定してく評価方法、症状と褥瘡や誤嚥などのリスク、仙骨座り対策としての車椅子やクッションの選定のポイント。仙骨座りを... 褥瘡リスクアセスメントとは、発生のリスクを評価し、結果に応じた予防ケアを実施することです。医療分野や介護施設では、OHスケール、ブレーデンスケール、褥瘡危険因子評価表(DESIGN)を採用して、褥瘡の危険因子(リスクファクター)の抽出、エビデンスに基づいたケアを。... 褥瘡に使えるぬり薬、いろいろな種類がありますがどんな効果・目的で処方されているかを解説。患部が感染(細菌がいる+炎症が起こっている状態)している時に使うもの、感染は治癒しているその後に皮膚の治癒・再生(肉芽形成、上皮化)を促すもの、保湿により患部を保護するものなど、色々な種類があります。油脂性基剤軟... 介護職員が実施可能な医療的ケアを紹介します。グレーゾーンについて厚生労働省が具体例を提示しました。医療行為は介護職員だと違反ですが、医療的ケアは実施可能です。経管栄養や痰吸引は一部介護職員が可能に。... 褥瘡の治療法であるラップ療法とフィルム療法の違いやメリット、日常での入浴なども含めた衛生管理について紹介します。医療介入が必要な「重度の褥瘡」は、医療介入が必須の融解壊死期・感染が進んだ褥瘡や潰瘍の奥に「ポケット」と言われる空洞ができているものなど。医師の診断のもとでデブリードメント(壊死した組織を... 褥瘡予防のために好発部位を避けて体位交換することを続けていると、寝ている姿勢がねじれた姿勢や辛い姿勢になりがち, 褥瘡予防の体圧分散寝具は、マットレスの上に敷いたり、マットレスそのものをエアーマットレスに変えたりすることで適度な体圧分散効果が得られます。(, 圧迫されてしまっている部位や、皮膚がずれて摩擦や剪断力がかかってしまっている部位に余計な圧やズレが生じないようにクッションなどを使用する。, 基本は2時間と言われていますが、体圧分散寝具の使用や、自分で体が動かしやすい姿勢にするなどの配慮でそれ以上の間隔で行われることもあります。, 予告なく無理やり寝返らせるなどの体位交換は、かえって皮膚のズレを助長することもあるので注意が必要です。. 褥瘡への対応について、 か×で答えなさいQ1 褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある。解答を見る >A 設問のとおり(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。Q2 褥瘡は、大転子部には発症しにく.. 13-5 腹臥位手術における皮膚障害発生要因の分析-褥瘡発生好発部位観察表の導入 第二報-大津市民病院 梶浦亜加音 15:10〜16:00 トピックスⅢ 司会:三枝 典子(前橋赤十字病院) 安全な手術看護実践に向け取り組むべきこと. 高齢者のケアをする介護職員が増え、適切な介助を行っているおかげでもあります。, 褥瘡を早期発見するためには、褥瘡のできやすい場所を認識しておく必要があります。 余分な湿気・汚れを除去するために、通気性の良いオムツを使用し、オムツ交換時には、尿や便を丁寧に拭きとりましょう。汗をかきやすい時期は、通気性の良い衣服を着用させ、汗をかいていたらこまめに更衣介助をしましょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。, みなさん、こんにちは。崖っぷちの難聴OTの林です。これからも記事更新してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 必ずしも褥瘡ができることが悪いわけではありませんが、状況や本人の意思に合わせて、チームでケアにあたることが良いケアだと思います。. 車椅子のフットサポート調節してる?みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)利用者が乗車している車椅子を見て、次のようなケースを気になったことありませんか?座位時の90°ルールになってない…。フットサポートの左右が揃っていない…。膝裏と座面の... https://www.medicmedia-kango.com/2017/01/3312/. 北里大学医学部卒。東京医科歯科大学難治疾患研究所で遺伝子を専攻し医学博士を取得する。循環器内科医として北里大学病院、足利赤十字病院(栃木県)、清水厚生病院(静岡県)、北里大学メディカルセンターで循環器内科部長・臨床准教授・病院長補佐を歴任。超高齢社会となった社会的背景に危機感を感じ、慶応義塾大学大学院経営管理研究科週末集中コースで介護医療保険制度・経営管理を学び、介護老人保健施設で施設長を経験する。その後、埼玉森林病院(精神科)に内科医として勤務し、現在は春日部在宅診療所ウエルネスを開設し院長を務める。, 褥瘡(じょくそう)とは、寝たきりなど長時間の同じ体位によって血行不良を生じ、皮膚や周辺組織が壊死(えし)した状態をいいます。一般的に「床ずれ」ともいわれます。, 褥瘡の初期症状は、「発赤(はっせき・ほっせき)」といい、皮膚が赤くなります。重症化すると、皮膚や肉がただれて穴が開き、骨まで見えてしまう状態になります。そうなると完治に時間がかかってしまうので、早期の発見と対処、そして予防が重要なのです。, 褥瘡は、早期発見の前に予防が大切です。予防するには、褥瘡になりやすい人を知っておく必要があるため、下記で「褥瘡になりやすい条件」を紹介します。, 褥瘡は進行度合いによって、症状が異なります。 ※注2:背抜きとは、身体を一時的にベッドから離して、摩擦やズレを解放すること, そもそも体位変換をする介護者がいなかったり、体位変換の回数が少なかったりすると、褥瘡ができやすくなります。また、情報不足によって、訪問介護やデイサービスなどの受けられる介護サービスやエアーマットなど褥瘡予防に特化したベッド・マットレスを利用できず、褥瘡へと発展していくケースもあります。, 褥瘡は、重症化すると非常に治りが遅くなり、手厚いケアが必要となります。そのため、重症化する前の早期発見がとても大事です。 汗や失禁による不衛生な皮膚の状態も褥瘡発生のリスクを高めます。汗や尿によって、皮膚がふやけると、皮膚に弾力性がなくなり傷ができやすい状態になります。さらに傷の周辺が不衛生な状態だと傷が悪化しやすくなります。 ①高齢者、②栄養状態が悪い、③皮膚が弱くなっている、④むくみが強い・浮腫がある、⑤免疫力が低下している, ①骨盤骨折、②糖尿病、③脳血管疾患、④脊髄損傷、⑤悪性腫瘍、⑥アルツハイマー病、⑦うっ血性心不全、⑧関節リウマチ、⑨骨粗鬆症、⑩深部静脈血栓症、⑪パーキンソン病、⑫慢性閉塞性肺疾患、⑬末梢血管疾患、⑭尿路感染症、など, 毎日の局所観察を怠らないようにし、白色ワセリン、酸化亜鉛、ジメチルイソプロピルアズレンなどの油脂性基剤を用いる。, 一般的には、酸化亜鉛、ジメチルイソプロピルアズレンを用いるが、上皮形成の促進を期待して、ブクラデシンナトリウム、リゾチーム塩酸塩、アルプロスタジル アルファデクスを用いる場合もある。, 感染制御作用を有するポビドンヨード・シュガー、カデキソマー・ヨウ素、スルファジアン銀を用いる。, 肉芽形成促進作用を有するポビドンヨード・シュガー、ブクラデシンナトリウム、トラフェルミンなどを用いる。, 痂皮・壊死組織の除去効果のあるポビドンヨード・シュガー、ブロメライン、スルファジアジン銀を用いる。. →車椅子座面シートのたわみをなくすには? 褥瘡の原因・好発部位・進行度分類、予防や対策方法のまとめ。リスクアセスメント、褥瘡の重症度は、深さによりⅠ度からⅣ度に分類。状態の記録項目、伝達項目。治療薬の紹介。入浴と洗浄 … 以下では、褥瘡の予防法について説明します。, 体位変換によって、圧力がかかる部位が変化するため、同じ部位の皮膚への長時間圧迫を回避することができます。体位変換後は、クッション等を身体のすきまにはさむことによって、体圧分散や筋肉の緊張が緩和できるポジショニングを行うことも大切です。 「褥瘡(じょくそう)は、どこに、どのくらいできやすい?」のページです。褥瘡(じょくそう)は圧力がかかり骨によって筋肉が圧迫される部位に発生します。褥瘡(じょくそう)ができやすい部位について詳しく解説したコンテンツです。 皮膚の損傷によって、敗血症(細菌が血管やリンパ管中に入って、全身的な反応や臓器障害を引き起こす病気)などにかかるリスクがあります。, 上記ステージは、一般的な褥瘡の症状と進行順序です。しかし、必ずしもステージⅠから順番に進んだり、上記のような症状が出たりするわけではなく、イレギュラーな症状や進み方が現れる場合もあるので、注意が必要です。, たとえば、表皮はきちんと張っていたとしても、真皮や皮下組織にぽっかり穴が開いてポケットが形成されていることもあります。 できやすい部位にすこしでも発赤を確認したら、すぐに医師や看護師、ケアマネジャーなどの関係各所に連絡するようにしましょう。 寄稿希望・取材依頼・お問い合わせなどございましたら、, https://fukushi-job.jp/lab/wp-content/uploads/2018/09/lab_logo_2.png. →車椅子のメンテナンスをしてる?4つのチェック項目. 看護師 看護計画 全科共通, 褥瘡(じょくそう)は、高齢者や寝たきりの患者に常につきまとう疾患であり、一度発症してしまうと完治に時間がかかるため、病院または医療関係者としては、発症を未然に防ぐのはもちろん、早期改善のために尽力を尽くさなければいけません。, 褥瘡の発症を未然に防ぐため、完治に向けた適切な看護ケアを行うためには、まず褥瘡に関する知識を深めておく必要があります。当ページでは、褥瘡の概要や予防法・治療法、看護計画・アセスメントについて詳しく記載していますので、適切な看護ケアを行えるよう、最後までしっかり読んで、ぜひ参考にしてください。, 褥瘡(じょくそう)とは、いわゆる“床ずれ”のことで、寝たきりなどによって、接地部位の血流が悪くなることで発症します。通常、人間の体は、苦痛に対して非常に敏感で、苦痛を避けるために脳から体の各部位に信号が送られ、苦痛を感じる部位を無意識的に動かそうとします。, しかしながら、寝たきりや身体に障害があり上手く体を動かせない(体位変換ができない)人は、脳から信号が送られているにも関わらず、それを体で対処することができません。その結果、体と各部位が床などに接地し続けることで、その部分の皮膚がただれたり、傷がついてしまい、この状態が進行することにより、褥瘡が発症します。, 褥瘡は、圧迫性壊疽(えそ)の1つであるため、単なる皮膚炎とは異なります。皮膚炎の場合は、皮膚表面のみに炎症がみられるものですが、褥瘡の場合は、体組織の腐敗によって該当部位が壊死している状態であり、進行すれば皮下深くの組織が壊死するため、単なる皮膚炎よりさらに深刻な疾患なのです。, 褥瘡は体位変換ができず、寝たきり状態が続くことによって発症しますが、すべての人が同じような過程(時間・程度など)を踏んで、発症・進行するわけではありません。健康的な若年者よりも免疫力が低下している高齢者の方が発症しやすく、また、皮膚の状態や栄養状態によっても人それぞれ発症・進行の過程が異なります。, これらは主に「生理的要因」ですが、褥瘡発生の危険因子となる疾患、つまり寝たきりを誘引する「病的要因」も数多く存在するため、合わせて下記に列挙します。, 褥瘡を起こしやすい部位は、仰臥位や側臥位、座位において接地する皮膚面であり、中でも体重が乗りやすい部分(仰臥位:仙骨部、側臥位:腸骨、座位:尾骨)が好発部位と言えます。, なお、後頭部や耳など、意外な部分にも褥瘡が発症する可能性はあるため、患者の状態を観察する際には、体全体をくまなくチェックする必要があります。, 褥瘡が発症してしまうと完治までに時間がかかり、心身ともに患者に大きな負担がかかってしまいますので、看護師は患者の入院時には適切にケアを行うのはもちろん、在宅療養においても予防ができるよう、患者や家族に適切な予防法を指導する必要があります。, 褥瘡の予防法には大きく分けて、「体位変換」、「栄養管理」、「スキンケア」の3つがあり、これらを総合的に行うことで初めて褥瘡の予防に効果があります。以下に各予防法の概要や注意点をご説明します。, 褥瘡は主に、継続的な圧迫による皮膚表面または皮下細胞の壊死によるものであるため、体位変換が最も重要な、最も直接的な予防法と言えるでしょう。, エアマットレスやクッションなどの体圧分散寝具をベッド上またはベッド間に敷くことによって、体重が一点ではなく、さまざまな部位に均等に分散されるようになります。褥瘡は、ある特定の部位に体重がのり続けることにより発症するため、体圧分散寝具を使用することで、褥瘡のリスクを抑えることができます。特に褥瘡の発症率が高い高齢者には、早期からの体圧分散寝具の使用が推奨されています。, 仰臥位→側臥位、側臥位→仰臥位のように、特定の部位にかかる体圧を分散させるために、2時間おきに体位変換を行いましょう。ただし、2時間というのはあくまで目安です。患者の健康状態や体位変換に伴う苦痛の有無・居心地など個人差があり、さらに介護者が2時間おきに患者の体位変換を行うのは困難であるため、必ずしも2時間間隔で行わなければいけないというわけではありません。, なお、体圧分散寝具を使用している場合には、人体科学においては4時間おきでも問題ありません。ただし、個人差があるということはしっかりと心に留めておきましょう。, 仰臥位の場合は仙骨(尾骨)、側臥位の場合は腸骨周辺が褥瘡の発生リスクが高い部位になります。30°左側臥位または30°右側臥位にすることで、褥瘡の発生リスクが高い仙骨部や腸骨部の周辺筋肉に体圧が分散され、さらに30°側臥位は体位維持における負担が少ないため、患者にとって優しい体勢を言えます。なお、30°側臥位には、お尻に左または右側にクッションなどを敷いて体位を維持します。, 体位変換時には、患者を引きずらず持ち上げて行ってください。また、チューブやドレーンなどの医療器具を留置している場合には、それらの上に直接患者が乗る体位をとらないよう注意してください。, 褥瘡の発生は、栄養状態に強く起因し、特に高齢者の場合は、栄養不良により褥瘡だけでなく、さまざまな合併症を発症する危険性があるため、栄養管理は徹底して行わなければいけません。, 高齢者は消化機能の低下により、摂取した栄養素をうまく体内に取り込むことができず、また、一回に食べられる量はそれほど多くありません。それゆえ、食事の回数は非常に重要です。朝・昼・夜の3回の食事は、栄養管理上、有効なのはもちろん、不眠や過眠、ストレスの改善など、生活リズムを整える上でも有効です。発熱時や食欲がない場合には、スープやアイスクリームなど、食べやすいものを補食して、低栄養にならないように注意してください。, エネルギー(摂取カロリー)が不足することで、体内の蛋白質量が減少するため、年齢や健康状態に応じたエネルギー摂取量はしっかりと確保しておくのはもちろん、蛋白質や水分、鉄分、亜鉛、カルシウムなど、各栄養素をまんべんなくバランス良く摂取するよう心掛けましょう。褥瘡が継続化すると、栄養不良に陥りやすく、また、各栄養素はどれも皮膚の再生に必要不可欠なものであるため、褥瘡の予防だけでなく治療においても栄養管理は非常に重要です。, 褥瘡予防には1日3回、バランス良く食べることが必要不可欠ですが、十分な栄養素を確実に摂取するのは困難ですので、必要に応じてサプリメントの使用を検討します。ただし、常用薬との相互作用に注意する必要があるため、医師や栄養士と相談し、サプリメントの種類や使用の可否を決定してください。, 褥瘡は、皮膚の摩擦、便失禁による湿潤などにより、発症のリスクが高まります。それゆえ、日常的なスキンケアは非常に重要です。, 体位変換時に、寝衣のシワなどにより皮膚が摩擦を起こし、皮膚表面が硬化または軟化し、徐々に皮膚状態が悪くなっていきます。皮膚の摩擦を防ぐためには、可能な限り、1人ではなく2人で介助し、体の部分を少しずつ移動させましょう。また、スライディングシートの使用も検討してください。, ドレッシング材とは、創傷治療で用いられる保護テープのことで、褥瘡の予防にも効果的です。「フィルムドレッシング」、「ハイドロコロイド」、「ポリウレタンフォーム」、「ハイドロジェル」、「アルギン酸ドレッシング」、「ハイドロポリマー」など、さまざまなドレッシング材がありますが、褥瘡の予防には摩擦に強くスベリ止め機能がついている「フィルムドレッシング」が特に効果的です。, 高齢者や排泄機能に障害がある患者は、尿や便の排泄自体を防止することは困難ですので、肛門や陰部周辺にクリームなどを塗布し、排泄物による皮膚トラブルの防止に努めましょう。また、排泄後は優しく洗浄し、肛門・陰部周辺の清潔保持に努めてください。, 乾燥により皮膚は容易に損傷してしまいます。少しでも乾燥しているようであれば、積極的に保湿クリームを使用しましょう。また、乾燥自体を防ぐために、ビタミンなどの栄養素や水分の摂取を心掛けてください。, 褥瘡予防のためのマッサージは推奨されていません。特に、急性炎症や血管損傷、または皮膚が脆弱になっている可能性がある場合には、褥瘡部位のマッサージは禁忌になります。, また、褥瘡発生の可能性がある皮膚を強くこすってはいけません。特に高齢者の場合は、若年者と比べて皮膚が脆弱になっているため、疼痛が生じるだけでなく、軽度の組織損傷が生じたり、炎症反応を引き起こす可能性があります。, 褥瘡の治療は主に、「洗浄・消毒」、「外用剤」、「手術」を実施します。また、“4、褥瘡の予防”で挙げた「体位変換」「栄養管理」「スキンケア」の各項目も同時進行で行っていきます。, 褥瘡は、損傷深度の深さや発生原因などにより、完全に治るまでに時間がかかることが多いのが現状です。それゆえ、“日々のケア”が重要となります。まずは、「体位変換」や「栄養管理」、「スキンケア」を徹底し、褥瘡が悪化すれば洗浄や消毒、外用剤の使用、手術の実施など、保存的・外科的治療を行い、さらなる悪化を防いでいきます。, 1日1回、褥瘡の発生箇所を洗浄・消毒し、清潔状態を保持することで細菌の繁殖を抑え、褥瘡の早期改善を促します。, 外用剤は褥瘡の直接的な治療法です。褥瘡の程度や損傷深度に関わらず、褥瘡の発生箇所に塗布します。褥瘡治療に効果がある外用剤は数多く存在しますが、褥瘡の程度や損傷深度などによって効果が異なるため、状態に応じて使用する外用剤を決定します。, 細胞組織の死がい(壊死組織)が傷口に付着していると、治りが悪くなる(または治らない)ので、「外科的デブリードマン」などの手術を行い、これら細胞組織の死がいを取り除きます。, 褥瘡を進行させる主な原因に、創部の細菌の繁殖が挙げられます。細菌は皮膚表面だけでなく、深部にまで繁殖し、この場合には褥瘡だけでなく、その他さまざまな感染症を招くため、創部の洗浄や消毒は必要不可欠です。, また、外用剤の効果を高めるためにも、創部の清潔を維持することが大切です。最低1日1回、傷の状況次第ではそれ以上の頻度で、洗浄・消毒を行ってください。, 方法としては、注射器(針なし)に生理的食塩水または水道水を入れ、創部を洗い流し、ガーゼや綿棒などで拭き取ります。消毒剤には細胞に対する毒性を持っているため、基本的には洗浄のみで消毒の必要はありませんが、感染のある場合やポケット形成がある場合のみ消毒を行うようにしてください。, 外用剤には、殺菌効果の高いもの、肉芽形成を促すもの、保湿により創部を保護するものなど、さまざまな種類が存在しますが、褥瘡の状態をもとに使い分けなければ、早期改善が困難です。状態に応じた適切な外用剤が確実に決定できるよう、よく用いられる外用剤の種類とその効能をしっかり把握しておきましょう。, 創部の状態は時間と共に変化していくため、状態に応じて外用剤を変更しましょう。治癒効果がみられないのに同一の外用剤を使用し続けていては早期改善は難しく、場合によっては悪化する可能性があります。創部の状態をしっかりと観察し、状態に応じて最適な外用剤を選択し、使用してください。, 創に壊死組織や感染がみられる場合、壊死組織や感染組織を除去し清浄化する必要があります。各組織の除去には「外科的デブリードマン」と呼ばれる手技が用いられ、鋏、鉗子、メスなどの器具を用いて外科的に壊死組織や感染組織を切除・除去します。, 褥瘡が重症化し、壊死細胞や感染細胞が滞留・残留している場合、傷の自然治癒は困難であり、各予防法を実践しつつ外用剤を使用し続けても改善することなく、悪化する可能性があります。壊死細胞や感染細胞は外用剤である程度除去することはできますが、それだけでは除去しきれない細胞が付着し続けている場合には、患者や家族との相談のもと、外科的デブリードマンを検討・実施します。, 褥瘡の看護計画は、発生要因や褥瘡の状態、健康状態などを適宜しっかりと観察し、予防・治療においてスケールなどをもとに評価した上で、適切に立案しなければいけません。, 褥瘡をアセスメントには主にスケールと呼ばれる評価シートにより、点数ごとに重症度を判別し、重症度や患者の健康状態などから実施する看護ケアを決定していきます。, リスクアセスメントには以下のOHスケールなどを用いて発生のリスクを評価し、結果に応じて予防ケアを実施します。, 褥瘡のリスクは高齢者や寝たきりの患者に常につきまとい、主に二次的に発症するため、発症してしまえば患者の負担は非常に大きいものです。それゆえ、入院時の褥瘡の発生は出来る限り防止しなければいけません。, 外来においては、早期改善が図れるよう、日々の観察はもちろん、献身的な態度で看護を行い、患者の心と体の両方の負担を減らせるよう努めていきましょう。, 福岡生まれの東京都在住の正看護師。看護学校を卒業後、大学病院に就職、ICU、オペ室、循環器を経験し、美容クリニックを経て、現在はブロガーとして活躍。, 病棟で勤務する看護師にはなかなか馴染みがない産業看護師。一般企業で働く産業看護師になる方法や, 看護師の職場の1つに献血センターがあります。献血センターで働きたいと思っているあなたのために, 出生直後の新生児は、体温や呼吸、循環が不安定な状態ですから、看護師は異常の早期発見に重点を置, 普段、私たちは無意識に呼吸をしています。息を吸って吐くことで、生命活動に必要な酸素を体内に取, スキルアップを目的に、あるいは数年後別の病院に転職して優遇されるための足台として、大学病院で, VAP(人工呼吸関連肺炎)の看護|原因や予防バンドル、ガイドライン、6つの看護ポイント.